楽酒之会について(個人的独白)


 バブル時代、日本人の多くはまさかあの世界がシャボン玉のように消えるとは思っていなかったようである。各自治体の基本構想は、情報化・国際化・小子化・高齢化を書き連ねれば、基本構想と基本計画はできたと思う薄っぺらなものであった。それは、バブルの世界がいつまでも続くと思っているのと同じであった。

情報化といいながら身近な情報は何もわかっていない、政治の腐敗を許す背景には身近の情報を知らないことにありる。雰囲気だけで一国の最高責任者を選出するブームに流される背景もそこにある。

国際化といいながら、自国の文化や歴史については皆目わかっていない。そのくせニューヨークのゴシップは針の穴のほど小さな事も知っている。大国主義的で身近なアジアのことは皆目知ろうとしない国際化であった。

そんな状況の中、埼玉県の大井町中央公民館では何もない町の真中を通る、国道254号線に着目した、この道はどこをスタートしどこがゴールなのだろうか、そこにはどんな町があり、どのような生活が営まれているのだろうか。

そんな思いが、国道254号線文化交流会の事業を誕生させ、情報伝達としてその地の公民館を中心に活動している写真グループに地域を写真の目でとらえて頂きたいと伝え写真展が開催された。

その活動の一環で、国道254号線沿線をたどると造り酒屋の多いのに驚かされた。そこで、国道245号線酒ロードとしてもと大蔵省酒税局滝野川醸造試験場の元場長菅間鉄之助氏に国道245号線の酒の特色について講演をお願いし、快く快諾し講演の運びとなった、氏には、その後ここに参加された方々によって発足した、楽酒之会の顧問にもなっていただいた。

『楽酒之会』正式な呼び名は、ガクシュウノカイ、酒のみに理解がなくても名前の音だけを聞けば、学習の会で何かまじめに勉強しているかのように思うことがねらいであるが、日ごろから信用の薄いメンバーの多くはこの名前の響きに救われているようである。しかし、ねらいは日本酒の本来の姿の復活と世界でもっとも高度な酒作りの技術を後世に伝えたい思いがあります。

バブル期には、横文字に弱い馬鹿な日本人は日本酒の本当の美味さを知らずにボンジョレヌーボーの言葉に踊らされていた時期の会の発足であった。

当初は、美味いと思われる日本酒を飲んでの鑑定会であったが、各都道府県別の美味い酒を発見しようとの思いから、1月1県の鑑定会を実施、各都道府県を二順することとなった。これらのことで分った事は酒は値段である、確かに大吟醸に比べれば純米酒は美味さの点では引けを取る場合があるが、しかし、庶民である我々が、日ごろ晩酌としてたしなむ値段はある程度の限度がある、1升2万円もする酒は晩酌する日ごろの酒にはなり得ない、次に酒は手作りであって魔物である、去年は美味かったが今年はそれほどでもないということにしばしばぶつかる、また、あの蔵元がここまで努力してこんなにおいしい酒を造ったのかと感激する場合もある。

そこで、新世紀に入ってからは、純米酒を評価の対象にする、純米吟醸があってもそれは1升3千円を限度にすることを鑑定の基本と据えた。

今、我々は、10年を迎えるにあたって今までの酒道を具現化するために、日本純米酒100銘酒年鑑を会として発行し、新たな日本酒ファンのためのマニアル本を発刊したいと考えている。まずい酒を飲んだために、日本酒嫌いが増えている現実を打ち消すために、美味い日本酒を紹介したいと考えています。

なおかつ、幻の銘酒はいつまでも幻ではない、努力を怠れば酒はまずくなる。

この年鑑はファイル方式にし、努力がなされていない酒は必然的にこの年鑑ら差し替えて、新たに努力された酒に変わる加除式の年鑑を作りたいと考えています。

私どもは、同好の士ですからどこかの雑誌のように金を詰まれて下駄をはかすようなものは作らないことを最重視して、消費者にとって本物のものを作り上げたいと考えます。

なお、鑑定会はホームページに掲載し、有料であるが賛同する皆さんに評価の機会を設定したいものと現在考えています。

楽酒之会事務局長 沼田伊久俊 

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